大学病院での体外受精3回目、他院のも含めて通算4回目。 初めて移植までこぎ着けました。 やっと…本当にやっとの出来事で、夢でも見ているような気持ちだったことを覚えています。 お腹の中に受精卵が存在していることが本当に嬉しくて嬉しくて、判定の日…
年齢的にはまだ猶予はあるにも関わらず、私の場合は閉経が近いので(ぎりぎりで閉経寸前のところ)常に焦っていました。 その最たる出来事は途中の段階でのリセットです。 何度も病院に足を運んで検査を繰り返してもリセットになることが多かったので、時間ば…
転院してから2回目の体外受精は、採卵の段階ですでに排卵済みという結果で、やむを得ず人工受精に変更となりました。 その日は月曜日で、本当はもう1日前の日曜日の採卵がベストな日程だったのですが、事情により1日ずれ込んだことが原因となったようです…
時系列までは覚えていませんが、不妊治療中の出来事だったことだけは確かです。 パンダのシンシンの出産。 この報道にすごくショックを受けました。 めでたいことですよね、分かってますよ。5年ぶりだそうではないですか。 芸能人の妊娠報道もあまり見たく…
私はその日、いただいた紹介状を手に期待と不安の入り交じった心境のまま、大学病院へとむかいました。 さすが大学病院は違いますね。 当たり前ですが大きいですし、売店とかカフェテラスのような憩いの場があったりなんかしますから。 しかもそこは以前に膝…
当方、ブログ名にもあるように美容師なのですが、接客業ならではの不妊あるあるについて語りたいと思います。 私の勤務する店のお客様の年齢層は、お年寄りと子供の割合がとても高いです。 若者ばかり来客するハイカラな美容室ではなく、地域密着のほのぼの…
茫然自失 意気消沈 陰陰滅滅 あの時の自分を的確に表すには、いったいどんな言葉が適切なのでしょうか。 なんだかどれもしっくりこないですね。 全力で走り出そうとした目の前に突然底の見えない深い穴的なものが現れて、ヒラヒラと紙切れみたいに力なく落ち…
そしてやっと訪れた採卵の日。 結論からいうと、空胞でした。 4回も病院で内診して血液検査をして、育てて育ててようやっとこぎつけた採卵だったのに、中身は空っぽ。 神妙な面持ちをした先生がとても言いづらそうに話していた光景を、今でもかなり鮮明に覚…
前回までの話で、重要なことを書き忘れていました。 私は早発閉経で卵子の数は残り少ないのですが、当時はまだ薬を使えば排卵出来る状態だったのです。 クロミッドの服用とエストラーナテープを貼ることが多かったです。 それで一応ギリギリ卵胞が1つ(まれ…
長かった…本当にすごく長く感じました。 2回目以降は自分の排卵までのスローペースを理解していたのでそこまで長くは感じなかったのですが、初めての時は本当に長かったです。 採卵の予定をたてるために、4回は内診と血液検査をやりました。 普通は14日前…
検査結果の時のオコ先生によると(以降あの先生のことは怒先生=オコ先生と呼ぶことにします。もう出番ないかもしれないけど…) ・とにかく時間がない ・卵子の質も悪いから体外受精にしない限り妊娠は無理(この説の信憑性は微妙ということが後々発覚) という…
血液検査と卵管造影の検査結果を聞きに行った日の出来事です。 そこの病院は担当の先生が決まってはおらず、順番で色々な先生に診察してもらうシステムでした。 特にこだわりのない私は、どんなタイプの先生でも特に感想をもたなかったのですが、その日は違…
最近よくテレビやらネットニュースやらで見かける「生産性がない」という流行り文句。 子供を作らない夫婦や、同性同士のカップルなんかのことを指してうまいこと言っている気になっているようですが… なんて想像力の欠乏した脳ミソなんでしょう もちろん思想…
不妊治療専門の病院で始めに受けた検査はというと、各種血液検査と、あの痛すぎると有名な卵管造影です。 この通過儀礼を受けないと患者仲間に入れてもらえないような暗黙のルール的な空気を感じて、まさか「嫌です受けません」とは言えませんでした。 ええ、…
まずは、不妊治療専門の病院に転院する前までのお話です。 数年間、普通の産婦人科でのんびりとタイミング指導をうけていました。 そんな悠長なことをしている時間の猶予は少しもなかったのに、この頃はその事実にまだ気がついていませんでした。 今更そこを…
はじめまして、ころです。 美容師をやっている34歳です。 不妊治療歴は5年ほどになります。 原因は早発閉経という、40歳前に月経が永久に停止する病気によるものです。 治療期間5年間のうち1年は体外受精に挑んだのですが、保険外の高度生殖医療に頼った…