34歳美容師、全力で不妊に抗ってみた。

早発閉経の治療をしてきた過去を振り返る。

なぜか激怒の病気宣告

血液検査と卵管造影の検査結果を聞きに行った日の出来事です。

 

そこの病院は担当の先生が決まってはおらず、順番で色々な先生に診察してもらうシステムでした。

 

特にこだわりのない私は、どんなタイプの先生でも特に感想をもたなかったのですが、その日は違いました。

 

診察室に通されてから、覚えている限りの先生とのやり取りはこうです。

 

 

先生「卵管は通ってるので問題ないっすね~」

↑無表情…というかむしろ不機嫌。一方的に早口で結果を話始める

 

私「…はぁ、そうですか」

 

先生「卵子の残りを表すAMHがすごい低くて0.01ですね。45歳以上の人と同じくらいってことになります!」

↑不機嫌…というかむしろ怒ってる?

 

 

私「…ん?」

↑突然過ぎて理解がまったく追い付いてない

 

 

先生「いや、むしろもうこれ50歳越えちゃってますよ!閉経!閉経ってやつです」

↑怒ってるっていうかむしろ激怒…?

 

 

私(ちょちょ、ちょっと待って、今何で年齢のとこ言い換えたの?別に45歳のままでもよくない?てゆうかこの人なんで怒ってるの??)

↑全部心の声

状況を把握しようと頭をフル回転させて考えてみたものの、結果よりも先生の『親の仇ですか』と問いたくなるような態度にびっくりして声が出ない

 

いや、でもむしろサラッとスパッと宣告してくださったお陰で、衝撃はかなり半減したのは確か

 

 

 

覚えているのはここまでで、その後診察室を出るまでの間の出来事は、なぜかキレイさっぱり忘れてしまいました。 

 

おそらく色々な意味で呆然としていたので、頭に入ってこなかったんだと思います。

 

 

それから呆けたまま会計を済ませ、病院を後にしました。

そして外に出て歩いているうちに、ぼんやりした頭が冬の冷気に冷やされて、検査結果があまりに悲惨なものだったことを理解し始めました。

 

急激に悲しみが押し寄せてきて、溢れだした涙はしばらく止まってはくれず、いい大人がしゃくり上げながら泣いていたのを覚えています。

 

後になってから思ったのは、あんな風に怒りをぶつけられるように病気を宣告されたのは逆に良かったのかもしれないです。

 

お陰さまで少なくとも病院の中で泣かなくて済みました。

 

なんでひどく不機嫌だったのか、そこは永遠の謎ですけどね。忙しくてイライラしてたんでしょうか。

わかります…私も接客業だからすごくわかりますよ。嫌ですよね(医者は接客業?)

 

まぁそんな感じで出し抜けに早発閉経と宣告された私は、この後保険外の治療へとステップアップしていくのでした。