34歳美容師、全力で不妊に抗ってみた。

早発閉経の治療をしてきた過去を振り返る。

排卵済み→やむ無く人工受精に変更

転院してから2回目の体外受精は、採卵の段階ですでに排卵済みという結果で、やむを得ず人工受精に変更となりました。

 

その日は月曜日で、本当はもう1日前の日曜日の採卵がベストな日程だったのですが、事情により1日ずれ込んだことが原因となったようです。

 

というのも、そこの大学病院は日曜日が休診日だったので、いかなる場合であっても採卵の予定が入れられないルールでした。

 

何だか釈然としない気持ちではありましたけど、仕方ありません。

 

排卵止めの薬を使ってコントロールをしてもらったのですが、それも絶対に大丈夫というわけではないことも、これまた仕方ないことです。

 

でもやはり、すべての事情を理解していても、とても悔しかったです。

 

通うには遠い場所であることも経済的に負担になることも、すべて納得して自分で選んだ道だったのにも関わらず、色々と葛藤していました。

 

 

思えばこの頃から以前にも増して、治療のことばかり考えるようになっていたように思います。

 

それはもう四六時中、ご飯を食べながらでも仕事をしながらでも寝ている夢の中でさえ、すべての時間が不妊治療に支配されていました。

 

注射代も薬代もすごく高額ですし、急に仕事を休んでまわりに迷惑をかけていますし、けれどそこまでしても何も得られないわけですからね。

 

ひとつひとつ越えていかなければならないハードルはたくさんあるのに、何一つクリア出来ずにいることは、疲れきった私を更に疲弊させるのに十分過ぎる仕打ちでした。

 

 

そうこうしているうちに、しっかりと年だけはとっていくわけですしね。

もはや虚無感しかありません。

 

 

 

 

そして人工受精の結果はというと…

またかすりもせずリセットとなるのでした。